「天才バカボン」の最終回がどんな結末だったか、覚えていますか? 1971年に放送された第1作では、歩けるようになったはじめちゃんがアメリカの実業家と出会ったことをきっかけに、なんとバカボン一家がアメリカへ移住することに! しかも、港ではパパがまさかの行動に出ます。おなじみの「これでいいのだ!」で締めくくられる、意外すぎる最終回のストーリーを詳しく紹介します。

写真は、こちらからお借りしました。
ハジメちゃん、誘拐される!?
ハジメちゃんが家にいないことに気づいたパパとママは、バカボンと一緒に町中を探し回ります
が実は、ハジメちゃんは歩けるようになったため、近所を散歩しているだけでした。
散歩の途中、ハジメちゃんは車が故障して困っているドッグフェラー氏を助けて、車を修理してあげます。
その後、ハジメちゃんは家に電話して、ドッグフェラー氏のいるホテルにいることを伝えます。
しかし、パパたちはハジメちゃんが誘拐されたと考え、本官さんを含む警察官とともに、すぐにホテルへ向かいます。
警官たちは、ホテルに着くと、すぐに部屋に突入します!
が、誘拐でないことがわかると同時に、ハジメちゃんが歩けるようになったことが判明。
パパたちは手を取り合って大喜びし、ハジメちゃんに靴を山ほどプレゼントします。
バカボン一家、アメリカへ移住
その後ドッグフェラー氏は、バカボンの家を訪ねて来ると、ハジメちゃんをアメリカに留学させるため、バカボン一家にアメリカに移住(いじゅう)するように勧めます。
最初、パパはアメリカへ行くのをイヤがり、逃げ回るのですが、結局本官さんに脅迫(きょうはく)同然で説得(せっとく)されて、行くことになります。
しかし、何ということでしょう。
港に着くと、パパ以外の家族を乗せた船は、既に出発してしまっています!
パパは、海に飛び込むと、その船を泳いで追いかけます。
船上でパパに気づいたバカボンは、ロープのついた浮き輪を投げ、パパはそれをつかみます!
かくして、パパは無事に乗船(じょうせん)でき、ほっとひと安心。
そして、いつもの「これでいいのだ!」のきめゼリフで終わります。

写真は、こちらからお借りしました。
まとめ:ハジメちゃん 刺される?:最終回の”作り方そのものがネタ”
『天才バカボン』の最終回は、ただ物語が終わる回ではなく、作品そのものが“最終回の作り方”をネタにした、かなりメタな一編になっています。バカボン一家のいつものドタバタを描くというよりも、作者とアシスタントが「どう終わらせるか」を相談しながら、「離婚案」「ハジメちゃんが刺される」「本官さんと撃ち合い」いった案まで飛び出した、異様に自由な展開が続きました(結局、それらの過激な案はボツになりました)。
しかも、話が脱線して別漫画が6ページも挟まるという、かなり投げやりでシュールな展開になっています。
最後は、パパのいつものきめゼリフで終わります。
アニメファンにとっては、『天才バカボン』の最終回は作品の終わり方までギャグとして成立させた、まさに『天才バカボン』らしいラストと言えるでしょう。
「天才バカボン」のテレビ放送
1971年9月25日 – 1972年6月24日(全40回)
※この作品の4年後に製作された「元祖天才バカボン」の最終回は、以下をお読みください。






