建築中の高層ビルの上にある巨大なタワークレーンを見ると、「あれを最後にどうやって降ろすんだろう?」と不思議に思いますよね。
一般的には、「小さいクレーンで大きいクレーンを分解し、最後はさらに小さいクレーンで…」という段階的な方法が使われます。
この記事では、工事終了後に高層ビルのクレーンをどうやって降ろすのかをわかりやすく解説します。
高層ビルのタワークレーンは、どうやって降ろす?
昭和43年に、日本で初めての高層ビルである霞ヶ関(かすみがせき)ビルが完成してから、間もなく50年を迎えます。
新宿副都心には、その後高さ100メートル以上という超高層ビルが林立するようになりました。
狭い土地の有効利用という観点からみれば、高層ビルはこれからも増え続けるものと思われます。
さて、建設中の高層ビルを見ると、その高い屋上部分に巨大なタワークレーンが乗っていることがあります。
あの高さから、あの大きなものを一体どうやって降ろすのでしょうか?
実は、これはそんなに難しいことではないのです。
まず、巨大クレーンの近くに、ひとまわり小さいクレーンを組み立てます。
次に、そのクレーンを使って、巨大クレーンを解体(かいたい)し、その部品を地上に降ろします。
この作業をもう1度繰り返します。
最後のクレーンは、解体後に人の力でエレベーターに乗せられ、地上に降ろされます。
超高層ビルの場合は?
200m級以上の超高層ビルの場合は、タワークレーンは建物と一緒に「クライミング(自己上昇)」しながら上へ伸びていきます。
工事が終わると、この手順を逆にたどるように上から順番に解体していきます。
いずれの場合も、最後は人が扱えるサイズまで分解できる小型クレーンを使うため、「降ろせないクレーン」は残りません。
まるで「大きな入れ子」を逆順に片付けるようなイメージで、大 → 中 → 小 → 人力と順番に撤去していく作業となります。
参考にしたサイト
クライミングクレーンの知識-一般社団法人 日本クレーン協会
http://www.cranenet.or.jp/tisiki/kuraimingu.html






