なんと! 3年かけて28連敗した不名誉なプロ野球選手がいる?

プロ野球 応援

日本のプロ野球で、なんと、「28連敗」という不名誉な記録を残した選手がいます。
彼の名前は権藤正利(ごんどうまさとし)選手。1953年(昭和28年)に、柳川(やながわ)商業高校から大洋ロビンズに入団した左利きの投手です。

権藤選手は、1年目に15勝を上げて球団初の新人王を獲得した期待のホープでしたが、華奢(きゃしゃ)な体つきをしており、スタミナがなくて胃腸も弱く、おまけに制球難に悩まされていました。

そんな彼は、案の定というべきか、3年目からスランプに陥ります。
1955年(昭和30年)4月30日の中日戦で敗戦投手になると、そこからまさかの11連敗。
7月7日には連敗をストップするも、9日の広島戦でリリーフ登板し、敗戦投手に。
ここからさらに8連敗して、シーズンを終えます。

が、彼の連敗はその後も続きます。
翌年も、その翌年も、彼は立ち直ることなく、さらに連敗は続き、ついに21回となります。
そして、さらにその翌年も、6月2日の阪神戦まで負け続け、ついには28連敗となったのです。

しかしながら、そんな権藤投手に、勝利の女神が微笑みかけます。
7月7日の巨人戦で、奇跡が起きたのです。

先発した権藤選手は、自らタイムリーを放ち、4安打に抑えて完封勝利したのです。
味方ナインは、総出で権藤選手を胴上げして祝福。
そしてなんと、相手ファンまでもが拍手を送り、球状はまるで、優勝したかのような熱気に包まれたといいます。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告