19世紀初期の野球は「21点先取」で勝敗が決まっていました。ストライク・ボールがなかったため試合が長引き、1857年に9回終了時の得点勝負へ。さらに1880年に現在に近いルールへ。野球史の“へえ!”をわかりやすく解説。
野球はなぜ「21点先取」だったのか?
いま私たちが知っている野球は、9回(9イニング)を終えて得点が多いチームが勝ち、というスタイルですよね。
でも実は、野球にはもっと“原始的”とも言える勝ち方が存在していました。それが、**「21点先取」**というルールです。
19世紀の最初期の野球では、両チームはアウト数が同じになる条件のもと、先に21点を取ったチームが勝ち。いわば、ゲームの終わりが「回」ではなく「点数」側に寄っていた時代です。
ストライク・ボールがないと、試合はどうなる?
しかも当時は、今でいうストライクやボールといった概念がまだありませんでした。
その結果、攻撃がどうしても決まりにくく、試合が丸1日かかっても終わらないことがあったのだとか。思い出してみてください。今の感覚で“ストライク・ボールなし”の投球や攻防を想像すると、なかなかテンポが見えませんよね。勝負の決着が遠のきやすいのも納得です。
1857年:勝敗が「9回終了時」に
そこで1857年、ルールが大きく変わります。
**「9回終了時に得点の多いチームが勝ち」**へと移行したのです。これなら、点数がどう動いても“時間の目安”ができ、試合が長引く問題を抑えられます。
9回裏まで全力、サヨナラはなかった?
ただし、ここでさらに面白いのが当時の勝負の決まり方です。リードしているチームも9回裏に3アウトまでプレーを続ける。そして負けているチームが9回裏に逆転しても、やはり3アウトまでが基本でした。つまり、現在のような「サヨナラ勝ち(9回裏で決まる突然の決着)」は、まだありません。
1880年:現在に近い形で「逆転の物語」が生まれる
では「サヨナラ勝ち」や“勝負が一気に終わる感覚”はいつ始まったのでしょう?
それが1880年のこと。ここを境に、現在につながる野球のドラマ性が、よりはっきりしていきます。
一口に野球と言っても、勝敗を決める仕組みはずっと進化してきたのですね。
“21点先取”という過去を知ると、9回裏の逆転劇がますます味わい深く見えてくるはずです。
おわりに

今日は、野球は、かつては21点先取のスポーツだったという話を書いてみましたが、いかがでしたか?
そうそう。野球といえば、なんと、3年かけて28連敗した不名誉なプロ野球選手がいました!
詳しくは、以下の記事をお読みください。





