玄関の靴をそろえる意味は? – 命にかかわる理由があった!

この記事は約 1 分で読めます

靴を揃える

子供の頃、玄関でを外に向ける、いわゆる「出船(でふね)」の形にそろえておくように躾(しつ)けられた人は多いのではないでしょうか。
そして当時、その意味のなさに一抹の不条理(ふじょうり)を感じた人も多いのではないでしょうか?

しかしながら、この「出船(でふね)」にはきわめて合理的で、しかも命がけの理由があったのです!

玄関先で靴をそろえるのは何故?

命にかかわる理由があった!

靴を履いた猫

玄関先に靴を外に向けてそろえておく作法は、武士の間で広まったお茶の世界から生まれました。
戦乱(せんらん)の世を生きる武士にとって、茶室での精神統一(せいしんとういつ)はつかの間のオアシスでした。
しかし、敵はいつ襲ってくるか分かりません。
いざというときのために、刀を身のそばに置くことはもちろん、履物(はきもの)もすぐに飛び出せるようにおかなければなりません。

そうして生まれたのが、玄関につま先を向けておく、この「出船(でふね)」の形でした。
「出船形」は、常に戦いを意識した、武士道精神(ぶしどうせいしん)を象徴(しょうちょう)した靴の置き方なのです。

まとめ

まとめ猫

玄関先に靴を外に向けてそろえておく作法は、武士の間で広まったお茶の世界から生まれました。
戦乱(せんらん)の世を生きる武士にとって、茶室(ちゃしつ)はつかの間のオアシスでした。
その際、敵にいつ襲われてもすぐに飛び出せるように、履物(はきもの)を玄関先に向けてそろえておいたのです。

おわりに

おわりに

今日は、玄関の靴をそろえる意味について書いてみましたが、いかがでしたか?
もともと、命にかかわる理由があったというのは驚きですね!おお!(゚o゚)

靴といえば、童謡(どうよう)「赤い靴」の女の子は、歌詞の中で、

「異人(いじん)さんに つれられて 行っちゃった」

となっていますが、実際には、異人さんについて行かなかったようです。
詳しくは、以下の記事をお読みください。

野口雨情(のぐち うじょう)作詞、本居 長世(もとおり ながよ)作曲の、有名な童謡・「赤い靴」。この「赤い靴」には、モデルが実在していました。北海道に開拓民として入植(にゅうしょく)した鈴木夫婦の子供で、「きみ」という女の子です。鈴木夫婦は、きみが3歳のときに、アメリカ人宣教師チャ-ルス・ヒュエット夫妻のもとへ養子に出しました。そしてその後、宣教師が帰国したという噂を耳にします。そのため、「異人さんにつれられていっちゃった」という歌詞が生まれたわけです。
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告