私たちの生活になくてはならない水。
その水には、軟水と硬水があるのはご存知のことと思います。
それでは、この2つは、一体何が違うのでしょうか?
答えを先に書けば、1リットル中に、カルシウムとマグネシウムが合計50~80ミリグラム以上含まれているものを硬水、これよりも少ないものを軟水と呼んでいます。
この記事では、硬水と軟水の違い、ミネラルが多いほどおいしい水なのか、そして料理での使い分け方をわかりやすく解説します。
硬水と軟水は、一体何が違う?
ひと口に水といっても、世界中すべて同じではありません。
その土地土地によって、微妙に水質が違います。
水が変わると体を壊すといいますが、これは実際によくある話です。
日本人がヨーロッパの水を飲むと、下痢(げり)を起こしやすいといわれます。
これは、ヨーロッパの水が、日本の水に比べて、マグネシウムの含有量(がんゆうりょう)が多いためです。
水には、さまざまなミネラルが含まれています。
そして、その中のカルシウムとマグネシウムの量で硬度が決められています。
鍵はミネラルの含有量
おいしい水は、1リットル中に、カルシウムとマグネシウムが合計50~80ミリグラム含まれているものです。
そして、これよりも多いものを硬水、少ないものを軟水と呼んでいます。
軟水と硬水のイメージ

写真はこちらからお借りしました。
日本の水の硬度は、20~80ミリグラムで軟水、ヨーロッパの水は200~400ミリグラムの硬水です。
両者のミネラルの含有量が、1桁ほど違うのがお分かりになるでしょう。
ミネラルが多いほどおいしい水?
ミネラルがたくさん含まれているほどおいしい水、というわけではありません。
硬度が高すぎると、クセのある強い苦味のある味となり、低すぎると、味気のない水となります。
その意味で、日本の水は、そのまま飲んでもおいしい水が多いのです。
硬水と軟水の使い分け方は?
料理に使う場合、一言で言えば「素材をやわらかく引き出したいなら軟水、歯ごたえやミネラル感を活かしたいなら硬水」となります。
和食には軟水:和食・白米・だし・煮物には軟水が向いています。軟水はまろやかでクセが少なく、米をふっくら炊きやすく、昆布や鰹節のうま味も引き出しやすいです。野菜の煮物のように、やわらかく仕上げて味をしみ込ませたい料理にも相性がいいです。
洋食には硬水:洋風の煮込み・パスタ・パエリアには硬水が向くことがあります。硬水は肉のアク出しを助け、煮込みで臭みを取りやすく、パスタはコシが出やすく、パエリアのように芯や粒感を残したい米料理にも合います。
硬水か軟水か迷ったらこの選び方でOK!
普段の日本の家庭料理なら、基本は軟水でほぼ問題ありません。
ただし、パスタをアルデンテにしたい、肉の煮込みを洋風に仕上げたい、パエリアを本場っぽく作りたい、というときだけ硬水を試すと違いを感じやすくなります。
飲み水としてはどっちがいい?
日本では軟水に慣れている人が多いので、そのまま飲むなら軟水のほうが飲みやすいと感じる人が多いです。
BRITAの紹介記事では、日本の調査で軟水をおいしいと感じる傾向が示されています。一方で、硬水はミネラル感が強く、好みが分かれるところです。





