海底火山には天然の燃料電池がある? – 国立研究開発機構が熱水利用の発電に成功

海底 火山

文部科学省の国立研究開発機構(JAMSTEC)は、海底から噴出する熱水で発電する試験に成功しました。

国立研究開発機構が熱水利用の発電に成功

熱水と聞くと、「熱」を使って発電すると思う方が多いと思いますが、この熱水発電は、海底で自然発生している電気を集めるというものです。

深海の海底には、熱水が温泉のように噴き出す場所があり、その周りには電気が流れているといいます。
そして、”熱水と周囲の海水の間に電気の受け取りやすさの違い(酸化還元勾配)があるため、それぞれに電極を設置するというシンプルな方式で発電できます。これはまさに、天然の燃料電池なのです”。

長期の海底調査の電源として、熱水発電を利用すれば、バッテリー切れがなくなります。

また、熱水発電から栄養を作るバクテリアの存在も期待されるなど、今後の研究に注目が集まっています。

参考にしたサイト
海底から噴出する熱水を利用した燃料電池型発電に成功 | 海洋研究開発機構
https://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20130903/

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