【ドクターペッパーの由来】140年前に引き裂かれた「禁じられた恋」と、琥珀色のソーダに隠された一途な愛の物語

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1885年に誕生した、アメリカで最も古い炭酸飲料「ドクターペッパー」。その独特な味わいの裏には、一人の青年が胸に抱き続けた、切なくも美しい愛の物語が隠されていました。身分の違いから引き裂かれ、遠く離れた地で彼が作り上げた琥珀色のソーダ。その名前に込められた、一途で不器用な想いとは?今回は、今も世界中で愛される名作ドリンクの誕生に秘められた、胸を締め付けるような感動の歴史を紐解きます。

ドクターペッパー
写真はこちらからお借りしました。

身分違いの恋と、突然引き裂かれた別れ

1871年、アメリカ・ヴァージニア州の静かな町。 医師であるチャールズ・ペッパーが経営するドラッグストアに、ウェード・モリソンという一人の若者が働いていました。

日々の何気ない暮らしの中で、モリソンはペッパー医師の愛娘と恋に落ちます。 お互いを想い合う純粋な気持ち。しかし、残酷な現実が二人の前に立ちはだかりました。 「まだ若すぎる二人を、認めるわけにはいかない」 厳格な医師である父親は、二人の交際を激しく拒絶したのです。

引き裂かれた二人の恋。 破れぬ恋の痛みを抱え、モリソンは生まれ育ったヴァージニアの街を去る決意をします。愛する人の面影から逃れるように、彼は遠く離れたテキサス州ウェイコへと旅立ちました。

遠い地で調合された、甘く切ない「忘れられない面影」

新しい土地でドラッグストアを開いたモリソンは、薬剤師のチャールズ・アルダートンとともに、ある新しい炭酸飲料の開発に没頭します。 何か他のことに夢中になっていなければ、胸を焦がす彼女への想いに潰されてしまいそうだったのかもしれません。

開発されたドリンクは、これまでにない魅惑的なスパイスの香りが漂うものでした。ウェイコの街でまたたく間に大ヒットとなり、店は連日賑わいを見せます。 ビジネスとしては大きな成功を収めたモリソン。しかし、彼の心にはいつも、冷たい風が吹き抜けていました。どれほど華やかな成功を収めようとも、あのヴァージニアの街に残してきた彼女を、一日たりとも忘れることはできなかったのです。

「彼女は今、どうしているだろうか。僕のことをもう忘れてしまっただろうか」 賑わう店内の片隅で、モリソンはいつも遠い空を眺めていました。

からかいの言葉が、奇跡の呼び名に変わる時

そんなモリソンの様子を、店の常連客たちは温かく、そして少しのからかいを込めて見守っていました。 彼が今でも、頑固な「ペッパー医師」の娘を想い続けていることを知っていたからです。

「おいモリソン、お前が作ったその素晴らしい飲み物は、まるであの偏屈な『ドクター・ペッパー(ペッパー医師)』のようだな」

客たちは、モリソンの一途で不器用な恋心を愛おしく思い、彼が作ったそのソーダを、親しみを込めて「ドクターペッパー」と呼び始めました。 それは、彼が今もなお、彼女の父親の名前を呼び続けるかのような、切なくも愛おしい恋の証明でもありました。

泡の中に消えなかった一途な愛、そして奇跡の結末へ
時が流れ、テキサスで大評判となった「ドクターペッパー」の噂は、風に乗って遠くヴァージニア州のペッパー医師の元へと届きます。

かつて、名もなき若者として追い払ったモリソンが、自分の名前を冠した飲み物を作り、今もなお娘への変わらぬ愛を抱き続けていること。 そして、その一途な想いが多くの人々に愛されていること。 頑なだったペッパー医師の心も、モリソンが年月をかけて証明した本物の愛の前に、ついに溶かされていきました。

「もう、二人を引き裂く理由はどこにもない」

ついに、モリソンはヴァージニアへ戻り、最愛の彼女との結婚を許されたのです。

私たちが何気なく口にするドクターペッパー。あの独特で複雑な甘酸っぱさは、もしかすると、一人の青年が何年も抱き続けた「切なくも、決して諦めなかった愛の味」なのかもしれません。次にそのボトルを開ける時は、ぜひ140年前の遠い恋の物語に想いを馳せてみてください。

参考にしたサイト
[mixi]ドクペ誕生秘話 – やっぱDrPepper | mixiコミュニティ
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=459532&id=3665684

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