太平洋と大西洋の漢字の違いにはどんな意味がある? – 太平洋と大西洋の語源

太平洋と大西洋の違い

太平洋と大西洋、これら2つは、最初の漢字がどちらも「たい」と読むにもかかわらず、それぞれ「太」と「大」と違う漢字が当てられています。
これには一体、どのような意味があるのでしょうか?

太平洋と大西洋の漢字の違いにはどんな意味がある?

その答えを知るためには、双方(そうほう)の語源を知る必要があります。

まず、太平洋の方ですが、ポルトガルの冒険家フェルディナンド・マゼラン(Ferdinand Magellan、 1480年 – 1521年)が太平洋横断に成功した際、ラテン語で波も風もない穏(おだ)やかな海を意味する「Mare Pacificum(マーレ・パシフィカム)」と命名しました。
マーレは「海」、パシフィカムは「平穏(へいおん)」です。
「太平洋」はその漢訳で、平穏の意味をもつ「太平/泰平(たいへい)」に由来しています。

一方、大西洋の方は、ヨーロッパの西の海上にあったとされる伝説の大陸・アトランティスが関係しています。
「Atlantic Ocean(アトランティック・オーシャン)」を日本語に訳すときに、当時の日本人はそもそも「アトランティス」の意味がよく分からなかったため、ヨーロッパの西にある大きな海という意味で「大西洋」と命名しました。

つまり、太平洋と大西洋は、まったくの別語源で、太平洋の「太」は太平の太、大西洋の大は大小の「大」からとられているのです。

太平洋と大西洋の違い

おわりに

「ボクの名前はマゼラン・ペンギン。冒険家マゼランが、航海中にボクを見つけて名付けてくれたんだ」
マゼランペンギン

今日は、太平洋と大西洋の漢字の違いにはどんな意味があるのかという話を書いてみました。
これら2つは、それぞれ漢訳と英訳で、そもそも語源が違っていたのですね。おお!(゚o゚)

ちなみに、太平洋の大きさ(面積)はおよそ1億6525万キロメートルで、大西洋の方はおよそ1億625万キロメートルです。

太平洋と大西洋の大きさの違い
出典:https://komonjyo.net/daikokaijidaitizu.jpg

このことから、大西洋は太平洋の約2/3の大きさであることが分かります。

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