母親のことを「おふくろ」、また「お母さん」と呼ぶのはなぜなのでしょうか?
「おふくろ」は「御袋」と書き、一家の中心説、着物の懐(ふところ)説など、いくつかの語源説があります。
この記事では、母親を「おふくろ」「お母さん」と呼ぶ理由をわかりやすく解説します。
「おふくろ」と呼ぶ理由
母親をおふくろと呼ぶ理由には諸説あります。
一家の中心説:鎌倉・室町時代には、一家の主婦は家庭内で大きな権力をもっていて、財物(ざいぶつ)を入れた袋を持っていたことから、一家の中心である女性を「おふくろさま」と呼ぶようになった。
着物の懐(ふところ)説 :母親が子どもを着物の懐に抱いて育てたことから、「ふところ」が転じて「ふくろ」になったという説。
胎内説:母親の胎内で、胎児は胞衣(ほうい)という袋に包まれていますが、その様子から母親を「おふくろ」と呼んだという説。
「お母さん」と呼ぶ理由
母親を「お母さん」と呼ぶ理由は、平安時代に上流階級の奥方が住んでいた「北の方」が語源とされています。
これに敬語の「御」をつけて「おかたさま」と呼び、これが変化して、現在の「おかあさん」になったのだといいます。
「お母さん」は、子どもから大人まで、幅広く使われる標準的な呼び方です。
他にも「ママ」「かあさん」「おかあさま」など、時代や地域、家庭によって様々な呼び方がありますが、いずれも母親への愛情や敬意が込められた言葉です。
