日本一覧

「四六時中」は、もともと「二六時中」だった? – 四六時中の語源

「四六時中(しろくじちゅう)」という言葉があります。これは、「一日中ずっと」「いつも」という意味で、2020年に大ヒットした人気アニメ・『鬼滅の刃(きめつのやいば)』にも登場します。が、実はこれ、もともと「二六時中(にろくじちゅう)」といわれていました。「二六時中」という言葉は、昼と夜をそれぞれ6つの時刻(とき)に分けて1日を表わしていた江戸時代の時刻制度に関係があります。つまり、昼と夜の刻が合わされば1日が12刻(2×6=12)となることから生まれたのが「二六時中」という言葉なのです。

「ねこふんじゃった」はロシアでは「犬のワルツ」、フィンランドでは「ねこのポルカ」になる?

「ねこふんじゃった」という練習曲があります。大変ユーモラスな曲で、子供のときに、学校で誰でも一度は弾いてみたことがあるのではないでしょうか。しかしながら、この曲のタイトルが国ごとに違うということをご存じですか?日本と同じ猫が登場するのはフィンランドの「ねこのポルカ」、ルーマニアの「黒ねこのダンス」などで、ロシアでは「犬のワルツ」となり、ドイツやベルギーでは、なんと、「ノミのワルツ」になってしまうといった具合です。

「ボイコット」の由来となった陸軍大尉がいた? – ボイコットの語源

集団での拒否行動を意味する「ボイコット」。この言葉は、もともと人の名前に由来するといいます。それでは、その人物とは一体誰なのでしょうか?その人物とは、イギリス陸軍大尉(りくぐんたいい)チャールズ・カニンガム・ボイコットです。彼は退役後、アイルランドの領地支配者(土地管理人、代官)となりましたが、1880年の夏に年貢(ねんぐ)を値上げすると、小作人(こさくにん)たちは彼に怒り、町ぐるみで彼を断絶(だんぜつ)。レストランで食事も取れず、郵便物さえも届かない状況に陥った彼は、命からがらイングランドへ逃げ帰ったといいます。

「総理」と「首相」はそもそもどう違う? – 総理は「略称」で首相は「通称」

日本の長のことをどのように呼ぶかということを考えると、「総理(そうり)」または「首相(しゅしょう)」という言葉が思い浮かびます。が、そのそもこれら2つの言葉には、どのような違いがあるのでしょうか?これらの違いを一言でいえば、総理は「略称(りゃくしょう)」、首相は「通称(つうしょう)」となります。

「どっこいしょ」という掛け声は仏教由来の言葉だった?

「どっこいしょ」の語源には諸説ありますが、そのひとつが仏教用語の六根清浄に由来するというものです。六根清浄の「六根」とは、目、鼻、耳、舌、身、意(心)の6つを指す仏教用語で、六根清浄とは、この六根から生まれる欲望を断ち切り、心身(しんしん)を清めるという意味です。そして、この六根清浄が転じて「どっこいしょ」になったというわけです。

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