牛肉買う際、パッケージの産地欄に国産牛と書かれていても、実はその産地は当てにならないことをご存知ですか?
実は、ここに書かれた産地表示には、トリックがあるのです。
簡単にいえば、牛肉は牛が最後に育てられた牧場が産地として、パッケージに表示されます。
たとえばアメリカで生まれた牛でも、日本での飼育期間が長ければ、「国産牛」と表示することができてしまうのです。
つまり、牛肉の産地表示というのは、その気になれば、いくらでも偽造が可能な「ザル法」となっているのです。
また、「和牛」と表示することができるのは、国内で生まれ育った牛で、
①.黒毛和種(くろげわしゅ)
②.褐毛和種(あかげわしゅ)
③.日本短角種(にほんたんかくしゅ)
④.無角和種(むかくわしゅ)
⑤.①~④間の交雑種
⑥.⑤と①~⑤との交雑種
であることが確認できるものだけです。
この意味からは、牛肉を買う場合は和牛と書かれたものを選ぶのが無難かもしれません。
ただ、今まで述べたように、牛肉の表示自体が信頼性の低いものなので、これとてあくまで目安にしかならないかも知れません。