「減塩」は本当に正しい? – 塩分を適度にとっている人の方がむしろ低血圧だった

高血圧 減塩

近年、健康維持の観点から、「減塩!」「減塩!」と声高に叫ばれています。
中には、「塩は、とらなければとらないほど体に良い」と信じ、食卓から徹底的に塩を排除(はいじょ)した人もいるようです。
この減塩は、本当に正しいのでしょうか?

実は、塩は少なすぎても健康を害してしまうようです。

減塩は本当に正しい?

減塩に警鐘(けいしょう)を鳴らしたのが、東京医科歯科大学の難治疾患(なんちしっかん)研究所の田中平三教授の研究報告です。

この研究所で、40代の男女2300人を調べたところ、今までの常識とは逆に、”塩分を多くとっている人の方が、かえって血圧が低い”ことが分かったというのです。

また、高塩分なのに低い血圧のグループに入る人たちの食生活について、さらに詳しく調査した結果、塩分を多くとっている人ほど食事のバランスが良く、牛乳を多く飲み、アルコールは控えめで、適度な運動をしていたといいます。

つまり、塩分のとりすぎはいけませんが、極端に嫌うと、逆に食生活のアンバランスを招いてしまう。

塩分を気にして、味気ない食事をするのではなく、いろいろな物をバランス良く食べて、食生活を楽しむゆとりをもつことが大切なのです。

参考にしたサイト
必ずしも塩分を多くとるから高血圧になるとは限らない? | ねころび鍼灸道
http://nekorobi.info/archives/59

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