1977年から放送された名作アニメ「ヤッターマン」の最終回は、多くのファンの記憶に残る感動的な結末を迎えました。いつものようにドロンボー一味とヤッターマンの対決が繰り広げられる中、ドクロベエの衝撃的な正体が明かされます。
実はドクロベエはドクロ惑星XYZ星人で、ドクロストーンを集めて元の姿に戻り宇宙へ帰還。目的を失ったドロンボー3人組は解散を決意し、三ツ又の道で別々の人生へと歩み始めます。しかし、その道の先には意外な展開が…。
この記事では、全108話を締めくくる最終回のあらすじと、各キャラクターのその後について詳しく解説します。

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目次
ドロンジョの突然の引退宣言――最後のドクロストーン探しへ
最終回の幕開けは、いつものようにインチキ商売の準備をするドロンボー一味から始まります。ボヤッキーとトンズラーが準備を終えたとき、突然ドロンジョが衝撃の発言をします。「毎回ドクロベーから無理な指令を押し付けられてはヤッターマンにやっつけられる生活が嫌になった。新しい人生を生きるんだわ」と、ヤッターマンたちの正義感に心洗われ、引退を表明するのです。
この突然の告白に、ボヤッキーとトンズラーは戸惑いを隠せません。しかし、ドロンジョの決意は固く、とりあえず来週からはボヤッキーがボスになることを決めます。そして3人は、ドクロベエからの最後の指令を受けます。それは、最後のひとつとなったドクロストーンの在り処が記されているという、フランスの皇帝・チビレオンの持つ辞書を入手することでした。
ドロンボー一味は、いつも通りにインチキ商売で稼いだお金でメカを作り、アワテルローの草原に向けて出発します。一方、その情報を察知したガンちゃんとアイちゃんも、ヤッターマンに変身して出撃。正義と悪の最後の戦いが、歴史的な戦場の地で繰り広げられようとしていました。
全メカ総動員の激戦!ヤッターマン、ドロンボーのメカを完全破壊
アワテルローの草原に到着したヤッターマンは、まず現地で戦争をしていたチビレオン皇帝とカイリントン将軍の争いを停戦させることに成功します。さすがは正義のヒーロー、戦争さえも止めてしまう力を持っているのです。
しかしながら、その隙を突いてドロンジョはチビレオン皇帝を巧みに唆し、辞書を手に入れることに成功していました。ドロンボー一味が、辞書に記されたドクロストーンの在り処であるアワテルロー博物館の床下へ向かおうとしたその瞬間、ヤッターマンが颯爽と登場します。
ここでヤッターマンは、これまでに登場したヤッターキング以下全てのメカを総動員させます。ヤッターワン、ヤッターペリカン、ヤッターアンコウなど、108話の間に活躍してきた仲間たちが一堂に会する、まさにビックリドッキリメカ大行進です。
この圧倒的な戦力の前に、ドロンボーのメカは木っ端微塵に破壊されてしまいます。初めはドロンボーが紙飛行機の爆弾を飛ばして攻撃するものの、次のカットで一斉にメカのもとを投げられあっさり敗北という、いつもながらの展開でした。
衝撃の真実――ドクロベエの正体とドロンボーの別れ
ボロボロになりながらも、なんとかアワテルロー博物館にたどり着いたドロンボー一味。その床下に降りると、そこには全てのドクロストーンを集めて喜ぶドクロベエの姿がありました。なんと、アワテルロー博物館の床下こそが、ドクロベエの司令室だったのです!
ドクロストーンを全て集めたドクロベエは、驚くべき変化を遂げます。実は、ドクロストーンとはドクロベエの体の一部でした。元の姿に戻ったドクロベエの正体は、ドクロ惑星XYZ星人。地球にやって来る途中に隕石にぶつかり、バラバラになった自分の体を探すために、ドロンボー一味を利用していたのです。
全ての体を取り戻したドクロベエは、ドロンボー一味に別れを告げます。「それでは諸君、なごりは尽きぬが、さらばだべぇ」という言葉を残し、宇宙へと帰って行きました。長年仕えてきたボスの突然の帰還に、3人は呆然と立ち尽くします。
本来の目的を失ったドロンボーは解散することを決意し、3人はそれぞれ新たな人生を歩き始めようと、三ツ又の道で別れを告げます。最終回でドロンボー一味の解散に一番納得していなかったのはボヤッキーでした。ドロンジョを説得しようとするものの、結局は解散を受け入れます。そして、3人はそれぞれの道を歩み始めます。
しかし、この三本の道がまた一つにつながっていることを、3人は知りません!この最後の演出は、どんなに別々の道を選んでも、強い絆で結ばれた3人はまた巡り会う運命にあることを暗示する、感動的なラストシーンとなっています。
エピローグ:ドロンボー3人のその後
後日談として、3人のその後が明かされています。ボヤッキーは故郷の福島県会津若松市に住む恋人・おハナちゃんと結婚し、喜多方蕎麦屋を経営することになりました。真面目な性格のボヤッキーらしい、堅実な人生の選択です。
トンズラーは一時期ウサギ売りのテキ屋をやっていましたが、その後芸能プロダクションのマネージャー業に転職し、辣腕を振るっているとのこと。力持ちで優しい性格のトンズラーは、芸能界でも人気者になったようです。
ドロンジョのその後については明確には語られていませんが、美貌と知性を兼ね備えた彼女のこと、きっと新しい人生でも華やかに活躍していることでしょう。
こうして、108話にわたる長い戦いの日々に幕を下ろしたドロンボー一味。彼らの冒険は終わりましたが、その姿は今なお多くのファンの心に刻まれ続けているのです。
「ヤッターマン」のテレビ放送
1977年1月1日 – 1979年1月27日(全100回)