調味料はいろいろあれど、鍋料理(なべりょうり)に欠かせないものといえば「ポン酢」でしょう。
このポン酢の名前は、オランダの飲み物である「pons(ポンス)」に由来しています。
ポン酢の「ポン」は、オランダの飲み物「pons(ポンス)」に由来
「pons」というのは、「ビターオレンジ」、日本でいうところの「橙(だいだい)」のしぼり汁に、お酒や砂糖を加えてつくった、柑橘類(かんきつるい)の飲み物のことです。
そして、その酸っぱい味が、日本の酢を連想させることから、この商品に「酢」という字を当てたのが始まりでした。
ポン酢は、江戸時代に、長崎の出島から日本国内に入ってきましたが、いつしか果汁に醤油(しょうゆ)を加えた調味料として使われるようになりました。
そしていつしか、その読み方も「ポンス」から「ポンズ」に変化していったといわれています。