飛行機に乗ったときに、耳が「キーン!」とするのは何故?

飛行機 キーン!

高層ビルなどのエレベーターや、飛行機に乗ったりしたときに、耳が「キーン!」とすることがあります。
これは、何故なのでしょうか?

耳は、外側から外耳(がいじ)、中耳(ちゅうじ)、内耳(ないじ)の3つに分かれています。
そして、この外耳と中耳の間に鼓膜(こまく)があります。
耳が「キーン!」とするのは、この鼓膜と気圧が関係しています。

エレベーターや飛行機などに乗り、急に気圧が上昇すると、耳の中の圧力(内圧)が気圧(外圧)よりも高くなります。
すると、鼓膜の中(鼓室)の空気が膨張して、鼓膜が外側に引っぱられます。
これが、「キーン!」音の正体です。

このとき、あくびをしたり、つばを飲み込んだりすると、この音は消えますが、これは、耳管(じかん)を通って外の空気が中耳に入り、鼓膜の外と中の圧力が釣り合うからです。

また、エレベーターなどが下降するときには、逆に内圧よりも外圧の方が高くなり、鼓膜は内側に引っぱられます。
この場合、耳管が開きにくいため、上昇時よりも痛みを伴いやすいといいます。

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