童謡「赤い靴」の女の子は、異人さんについていかなかった?

パティオ「きみちゃん像」
パティオ「きみちゃん像」

野口雨情(のぐち うじょう)作詞、本居 長世(もとおり ながよ)作曲の、有名な童謡・「赤い靴」。

この「赤い靴」には、モデルが実在していました。
北海道に開拓民として入植(にゅうしょく)した鈴木夫婦の子供で、「きみ」という女の子です。

鈴木夫婦は、きみが3歳のときに、アメリカ人宣教師チャ-ルス・ヒュエット夫妻のもとへ養子に出しました。
そしてその後、宣教師が帰国したという噂を耳にします。
そのため、「異人さんにつれられていっちゃった」という歌詞が生まれたわけです。

が実は、きみちゃんはその後、重い結核(けっかく)を患(わずら)い、東京の教会の孤児院に引き取られたあと、わずか9年後に亡くなっていました。

そして彼女は、今も東京の青山墓地に眠っています。

きみちゃん像 説明板
きみちゃん像 説明板
上記2枚の写真は、こちらからお借りしました。

つまり、「赤い靴」の女の子は、アメリカには渡っていないのです。

 
Posted in 雑学 | Leave a comment

掃除ロボット「ルンバ」には、地雷探知と宇宙探査の技術が応用されていた?

初代 ルンバ
初代 ルンバ
写真は、こちらからお借りしました。

自走式ロボット掃除機の先駆(さきが)けとして、世界中でブームとなった「ルンバ」。
この「ルンバ」を開発したのは、アメリカのアイロボット社(iRobot Corporation)です。

アイロボット社は、アメリカのマサチューセッツ工科大学で人工知能を研究していた3人の科学者、ロドニー・ブルックス、ヘレン・グレイナー、そしてコリン・アングル(現CEO)が、1990年に創立したロボット専業メーカーです。
同社は、その翌年には地球外探査ロボットを、1996年には地雷探知(じらいたんち)ロボットを開発しています。

同社の開発したロボットは、2001年のアメリカ同時多発テロや、中東の第二次湾岸戦争(わんがんせんそう)、さらには2011年(平成23年)の東日本大震災の原発事故においても活躍しています。

さて、初代「ルンバ」が発売されたのは、2002年のことです。
この「ルンバ」は、決められたエリアをくまなく歩き回って調査する地雷探知ロボットの技術と、宇宙探査ロボットの人工知能を合体させ、掃除機用に進化させて誕生したものだったのです。

 
Posted in 雑学 | Leave a comment

プロ野球の「ビールかけ」は、日系二世選手の突然の行動が起源だった?

ビールかけ
写真は、こちらからお借りしました。

プロ野球で優勝が決定した際、お約束のように行なわれる「ビールかけ」。
このビールかけは、そもそも誰が最初に始めたのでしょうか?

日本のビールかけの始まりは、1959年(昭和34年)の南海(福岡ソフトバンクスの前身)がパ・リーグで優勝した当時に遡(さかのぼ)ります。

その日、優勝決定後の監督や選手が集まる祝賀会(しゅくがかい)で、どんちゃん騒ぎが繰り広げられていました。
そんな中、ハワイ生まれの日系二世カールトン半田(日本名:半田春夫)選手が、突然ほかの選手にビールをかけました。

アメリカのマイナーリーグでのプレー経験のある半田選手は、そこでのシャンパンファイトの風習を真似て、

「アメリカでは、優勝したらこうするんだぜ!」

と、突然、杉浦忠投手の頭にビールをかけたのです。

まわりの選手たちは、一瞬、「何をするのか」とあっけにとられましたが、やられた方の杉浦がすかさず反撃して半田にビールをかけるのを見て、「面白そうだ」と、次々に真似をし始めました。

これが、日本での「ビールかけ」の起源です。

参考にしたサイト
ビールかけ – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%8B%E3%81%91

 
Posted in 雑学 | Leave a comment

「ブレザー」の語源は?

ブレザー スーツ

フォーマルな印象でありながら、なおかつ軽快な雰囲気をもあわせ持つジャケット「ブレザー」。
この語源には、諸説あります。

最も知られているのは、ボート競技で生まれたという説です。
イギリスのケンブリッジ大学のボートチームは、ライバルであるオックスフォード大学との対抗試合の際、真紅(しんく)のジャケットを着用して臨(のぞ)みました。
そして、その色鮮やかないで立ちに、観客が、

「オー、ブレザー!(なんと燃えるようだ!)」

と叫んだのがそのルーツだといいます。

また、イギリスの軍艦(ぐんかん)「ブレイザー号」に女王陛下が乗船する際、乗務員が敬意を表するため、メタルボタンの紺色(こんいろ)のジャケットを着用したのがルーツだという説もあります。

どちらが本当のルーツなのかは定かではありませんが、少なくとも、イギリスに起源をもつ制服のようなものから生まれたことは確かなようです。

ちなみに、日本では、1960年代に「アイビールック」が大流行し、ブレザー姿の若者たちが街にあふれました。
そして今では、ブレザーは、年齢や性別を問わずに広く愛用されています。

 
Posted in 語源・由来 | Leave a comment

たった290円で、新幹線に乗れてしまう路線がある?

新幹線

新幹線に乗る場合、乗車券のほかに、新幹線特急券が必要です。
そのため、それなりの料金がかかります。

実際、最も短い駅間である東京-上野間(3.6キロ)でも、乗車券160円、新幹線特急券の自由席840円と、合計1000円となります。

ところが、九州には290円で新幹線に乗れる区間があります。
それは、博多(はかた)駅から博多南駅までの区間で、路線名は「博多南線」です。

この路線は、地域住民の不便を解消するために誕生したもので、正式には新幹線区間ではなく、在来線の扱いになっていますが、新幹線の車両で運行されているのです。

 
Posted in 雑学 | Leave a comment