大阪府と京都府。この2つだけは「県」ではなく「府」がついています。
これは一体、何故なのでしょうか?
この記事では、歴史的にかつては10か所あった「府」が、消滅していき、2つになった理由とその経緯を分かりやすく解説します。
目次
大阪と京都だけに「府」がつくのは何故?
「府」がつく地名は、もともと10ヶ所存在していた
現在、「府」が使われているのは、大阪府と京都府だけです。
しかし実は、1868年(明治元年)には、10ヶ所の「府」が存在していました。
それは、以下の10か所です。
1.京都府
2.箱館府(現北海道)
3.大阪府
4.長崎府
5.東京府
6.越後府(現新潟県)
7.神奈川府
8.奈良府
9.甲斐府(現山梨県)
10.度会府(現三重県)
「府」のそもそもの意味は?
そもそも、この「府」には一体どのような意味があるのでしょうか?
「府」というのは、軍事・政治の拠点(きょてん)や大都市を意味する言葉です。
明治政府が、幕府直轄地(ばくふちょっかつ)地の中でも重要な拠点を「府」とし、直接管理したことがその始まりでした。
京都府と、都市名の終わりに「府」がついているのは、当時の名残(なごり)なのです。
「府」が大阪府と京都府だけになったのは何故?
1869年(明治2年)に、
「京都、東京、大阪以外は府と呼ばない」
という内容の太政官(だじょうかん)布告が発令されました。
この布告を受け、それまで10ヶ所あった「府」は、この年(1869年)をもって3都市のみとなりました。
さらにその後、東京府は太平洋戦争中に東京市と統合して「東京都」に名称変更。
かくして、「府」は京都と大阪の2都市だけとなったのです。
おわりに

今日は、大阪と京都だけに「府」がつくのは何故かという話を書いてみましたが、いかがでしたか?
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