子供の人数で田を分けていくと、孫の代、ひ孫の代になっていくにしたがって、それぞれのもつ面積は狭くなり、収穫もわずかしか入らなくなり、家系は衰退します。
そのような、愚かなことをバカにして、「たわけ者」というようになったとする説が一般的です。
これは本当なのでしょうか?
「たわけ者」が「田分け」の意味だというのは俗説
結論を先に書けば、これは俗説です。
「たわけ」というのは、「ばかけたことをする」「ふざける」などを意味する「戯(たわ)く」の連用形が名詞となった言葉であり、この説は「戯け」を「田分け」としゃれたものなのです。
つまるところ、「たわけ者」は「戯け者」が正しい語源となります。
参考にしたサイト
たわけもの-府語源由来辞典
https://gogen-allguide.com/ta/tawakemono.html