タバスコをコーヒーフィルターでろ過すると透明になる? 辛さの正体と日本上陸の意外な裏話

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タバスコ

真っ赤なタバスコをコーヒーフィルターでこしたら、いったい何色が残るのでしょうか。実はそこには、「辛さ」と「色」は同じものではない、という面白い事実が隠れています。さらに話はそれだけでは終わりません。世界的な定番調味料であるタバスコが、日本で広く知られるようになった背景には、あのアントニオ猪木の名前まで登場するのです。

タバスコをろ過すると、なぜ透明っぽく見えるのか?

真っ赤なタバスコを見ていると、「この赤さこそが辛さの正体では?」と思ってしまいます。ところが、コーヒーフィルターでろ過すると、赤い粒子が取り除かれ、液体はぐっと澄んだ見た目になります。

ここで面白いのは、“赤い見た目”と“辛さ”は、必ずしも同じ成分ではないということです。タバスコの中には、すりつぶした唐辛子由来の固形分が含まれており、それが赤い色の印象を強くしています。つまり、ろ過で固形分が減ると、「あれ、思ったより透明に近い」と感じるわけです。

辛いのに無色? カギを握るのはカプサイシン

タバスコの辛さを生み出している主役は、よく知られるカプサイシンです。辛さのイメージから、真っ赤な色そのものが刺激のもとに思えますが、実際には辛み成分そのものが“赤い”わけではありません。

このため、唐辛子の固形分を取り除いても、液体の中に辛み成分が残っていれば、見た目が薄くなっても辛さはしっかり感じられます。
「赤いから辛い」のではなく、「辛い成分が入っているから辛い」
そんな当たり前のようで意外な事実が、ろ過というひと手間で実感できるのです。

そもそもタバスコとはどんな調味料?

タバスコ_02

タバスコは、世界的に知られるホットソースの代表格です。ピリッとした鋭い辛さに加え、ただ辛いだけでは終わらない酸味の効いた味わいが特徴で、ピザやパスタ、卵料理など、さまざまな料理のアクセントとして親しまれています。

名前の由来になったのは、唐辛子の一種「タバスコペッパー」。そして製品としてのTABASCO®ソースは、アメリカ・ルイジアナ州エイブリー島で長く作られてきたことで知られています。だからこそ、単なる“辛いソース”ではなく、長い歴史を持つ食文化のひとつとして愛されているのです。

日本の食卓に広めたのは、まさかのアントニオ猪木

タバスコの日本での広まりには、思わず「そこにつながるの!?」と言いたくなる人物が関わっています。
その人物こそ、アントニオ猪木です。

1970年ごろ、アントニオ猪木が関わっていた貿易会社がタバスコを大々的に扱ったことで、日本でもその存在が広く知られるきっかけになったといわれています。今ではピザにタバスコ、という組み合わせはすっかり定番ですが、その裏側にプロレス界のスターの存在があったと思うと、一気に雑学としての面白みが増してきます。

しかも、この話には少し切ない続きもあります。後に代理店契約は解消され、その後の激辛ブームで需要が伸びても、猪木が大きな利益を得たわけではなかったとされます。
ただ辛いだけではなく、歴史までちょっとドラマチック。それもまた、タバスコという調味料の奥深さなのかもしれません。

色と辛さは別ものだった、という“へえ!”な結論

タバスコをろ過すると見た目はぐっと澄んで見えるのに、辛さはしっかり残る。
この現象は、色と辛さが別々の要素で成り立っていることを教えてくれます。

普段は何気なく振りかけているタバスコですが、その一滴には、化学の不思議と食文化の歴史、そして意外な人物のエピソードまで詰まっています。
次にボトルを手に取ったときは、ぜひこう思ってみてください。
**「これ、ただの赤い辛味調味料じゃないな」**と。

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