江戸時代一覧

えっ?  「藪医者」とはもともと名医のことだった?

「藪医者(やぶいしゃ)」という、「ヘタな医者、腕の悪い医者」を意味する言葉があります。が、この言葉はもともと、「腕の良い医者」を表わす言葉でした。江戸時代中期に松尾芭蕉の弟子だった森川許六(もりかわ きょろく)の編纂(へんさん)した「風俗文選(ふうぞくもんぜん)」によれば、かつては但馬国(たじまのくに、=現在の兵庫県北部)の養父(やぶ)にいた名医を指す言葉だったといいます。しかしながら、あまりに評判が高くなったことから、「養父から来た医者」を自称するニセモノが続出。

「二日酔いに迎え酒」は、本当に効果がある? – 実は危険な行為だった!

正月の新年会から始まって、花見、卒業、入学、歓迎会……、12月のクリスマス、忘年会まで、1年中、お酒を飲む機会があり、切れ目がありません。そして、そのうちの何度かは、「もう、酒はやめた!」と誰しも思う、「二日酔い」が待ち受けているはずです。この二日酔いを治す方法として昔から伝えられている、奥の手ともいうべき方法が「迎え酒」。スーッとはしないまでも、とりあえず不快感は消えます。この「迎え酒」ですが、本当に「二日酔い」に効くのでしょうか?

天下の悪法「生類憐れみの令」は、実は命の尊さを説く良法だった?

江戸幕府の5代将軍といえば、「生類憐(しょうるいあわ)れみの令」を出した人物-徳川綱吉-です。綱吉のことを良く知らない方でも、「人間よりも犬の命を大事にしたバカ殿」と聞けば思い出すことでしょう。さて、綱吉はいまだに歴代最悪の将軍であるかのように語り継(つ)がれています。何故なら、当時から綱吉を批判する者が多く、かの新井白石(あらいはくせき)も、綱吉を「悪い将軍だ」と書き残しています。しかし、「生類憐れみの令」は、本当に悪法だったのでしょうか?

「土用の丑の日」は、平賀源内のアイディアで生まれたものだった?

「土用の丑の日」がウナギを食べる日となったのは、江戸時代の医者・文学者・俳人・地質学者・発明家と、多彩な才能を発揮した平賀源内(ひらがげんない、1728年(享保13年) - 1780年(安永8年))の発案によるものだといわれています。あるとき、彼はウナギ屋に、「夏でも客が来るようなアイディアを考えてくれ」と頼まれました。 そこで、「土用の丑の日はウナギの日」という宣伝コピーを考えました。これが、いつの間にか定着して、この日にウナギを食べる習慣ができてしまったといわれています。

「水泳」は、いつ頃からある?

人類は、太古の昔から、水中の食料を採集したり、川を横切ったり、また水難からのがれるために泳いだと推測されています。また、宗教上の理由で行なわれる沐浴(もくよく=穢 (けが) れを除く儀礼の一種)、衛生のための洗身も水泳を生んだと考えられています。水泳の記録としては、古代エジプトのパピルス文書 (前 2000 年)、アッシリアのニムルド出土の兵士の図 (前 9 世紀),中国古代の荘子・列子・淮南子 (えなんじ)などに残されています。

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