吉田竜夫原作、タツノコプロ制作の国民的ギャグアニメ「ハクション大魔王」は、ただのコメディ作品ではありません。笑いあり、涙あり、思わず感動してしまう最終回は一度見たら忘れられない名シーンの連続です。本記事では、最終回で魔王とアクビに何が起こるのか、その結末までを詳しく、そして心揺さぶるようにご紹介します。

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目次
魔法の国からの最後の通告 — 壺の掟が魔王に突きつけられる
ある日、魔法の国から突然の厳命が届きます。それは「魔法の壺の掟」に関するもので、壺の中で暮らしている魔王と娘のアクビには重大な運命が待っていました。掟によれば、**「あと1回壺に戻ったら100年間眠らなければならない」**というもの。これは単なるルールではなく、魔法の世界全体を揺るがす大法則であり、魔王にとって決して避けられない運命なのです。
さらに追い打ちをかけるように、壺の元の主人である少年・カンちゃんには、**「3日後に起こる月蝕の間に必ずくしゃみをする運命がある」**という衝撃の事実が告げられます。壺から魔王を呼び出すのはくしゃみであり、この掟こそが最終回に向けた最大の伏線となっていたのです。
与田山家が開く、心温まる魔王への祝賀会
魔法の国の掟や運命の話が進む一方、人間界では温かいニュースが飛び込んできます。魔王が名誉市民として市から表彰されることが決定し、与田山家では盛大な祝賀会を開くことに。カンちゃんは魔王にこの朗報を伝えようと、いつものくしゃみで魔王を呼び出します。
与田山家の温かいもてなしと、町中から集まった魔王ゆかりの人々の歓迎に、魔王は大感激。普段のドジでおっちょこちょいな姿とは裏腹に、誰よりも人の心に寄り添う一面も見せ、親しみやすさと人間愛が光る瞬間になりました。しかし、祝賀会の中でパパはふと気づきます――アクビの姿がないことに。慌ててアクビを呼び出すと、皆で更に賑やかな宴が続きました。
魔王の壺は金庫の中へ — 戦略的封印作戦が発動!
祝賀会の感動が冷めやらぬうちに、やがて別れの時が近づきます。魔王は皆からのプレゼントや温かい言葉に包まれ、どうしても別れの真実を切り出せずにいました。涙をこらえきれないままパーティーが終わり、魔王とアクビは屋根裏部屋で何度も泣き続けます。
仲間たちは「なんとか壺に戻らせない方法はないか」と一致団結。ついに、魔王の壺を金庫に封印する大胆な作戦を実行します。壺を鍵付きの金庫に入れ、ブル公がその鍵を飲み込むという衝撃的な展開に。さらにカンちゃんはくしゃみ防止のための鼻栓、パパはあくび防止の仕掛けまで用意し、万全を尽くします。
予期せぬアクシデントが運命を動かす!
しかし、月蝕の夜、予想外の出来事が起こります。金庫から聞き慣れない不思議な音楽が流れ始め、その音色に誘われるように皆が眠りに落ちてしまうのです。カンちゃんは必死に眠気と戦いますがついにくしゃみをしてしまい、パパもあくびを止められません。
その瞬間、金庫の封印は解かれ、魔法の力によって壺が開かれます。壺の中へ吸い込まれていく魔王とアクビ――。仲間たちの頑張りも虚しく、魔王たちは静かに壺の中へ戻っていきました。
最終幕 — 壺は夜空へ、魔王とアクビは月に向かって去る
月蝕が終わると、空には静かな夜が広がっています。壺はゆっくりと夜空を漂い始め、やがて月へ向かって消えていくのでした。仲間たちは必死に壺の後を追いますが、その距離はどんどん遠ざかり、誰も追いつけません。最終的に、魔王とアクビを乗せた壺は月に向かって去っていきました…。
「ハクション大魔王」のテレビ放送
1969年10月5日 – 1970年9月7日(全52回)