「冠婚葬祭」の「冠」って、どういう意味?

「冠婚葬祭」のうち、婚は「結婚」、葬は葬儀、祭は祖先(そせん)を祀(まつ)ることを意味しますが、「冠」とは一体何なのでしょうか?昔の日本では、生まれた子供が男の子の場合、成人を迎えると、「元服(げんぷく)」と呼ばれる儀式が行なわれていました。しかし、この元服の年齢は一定しておらず、12~16歳頃までの間に行なわれ、古くは髪を整え、冠(かんむり)をかぶり、大人の服を着て、幼名(ようめい)を改めました。

「天地無用」は、「上下どちらでもいい」という意味? それともダメ?

「天地無用」の意味が上下どちらでも良いのか、そうでないかの鍵を握るのは、天地のあとにある「無用」という言葉です。この言葉は、一体どのような意味をもっているのでしょうか?「無用」という言葉は、「問答無用」「他言無用」などにも使われている、強い禁止、制止(せいし)を表わす言葉です。「逆さまにするな」「壊れやすい物が入っている」というメッセージなのです。

えっ? 「雨模様」は「雨が降っている状態」ではない!?

雨の様子を表わす言葉、「雨模様(あめもよう)」。実はこ「雨模様」というのは、「雨が降りそうな空の様子」「雨になりそうな状態」のときに使うのが正しい用法です。そもそも、「雨模様」の「もよう」とは、「今にもそうなりそうな様子」を意味する「催い(もよい)」が変化したものです。そのため、「~となりそうな状態」のときに使うのが本来の用法です。の言葉は、雨が降っている状態をいう言葉ではありません。

内科、眼科、耳鼻科、泌尿器科…、実は、医者の肩書は自由だった!?

医師が、自分の専門領域を名乗り、医療機関の看板や広告に出す診療科目のことを「標榜科目(ひょうぼうかもく)」といいます。こうした専門領域がどのように決まるのかといえば、現在の日本の制度では、医師免許さえ取得していれば、どの診療科目をいくでも名乗ることができます。これは、「自由標榜制」と呼ばれ、まったく経験のない診療科を掲(かか)げても、保健所へ届ければ違反にはならないのです。

「野口五郎岳」の名前は、やはりあの歌手に由来している?

北アルプスの、いわゆる”裏銀座コース”にある標高2924メートルの「野口五郎岳(のぐちごろうだけ)」。この名前の由来は、やはりあの歌手に由来しているのでしょうか?実は、野口五郎の名前の方が、この山から取られていました。「野口五郎岳」という名前は、大町市(おおまちし)西部の「野口」という集落からよく見え、山全体、またはその目立つ部分が、岩石でごろごろしているところから、「ごろお」「ごーろ」の当て字で「五郎」になったといわれます。

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