世界で一番高い山といえば、標高8848メートルで知られるエベレスト。
しかし、なんと、、この山の高さは、過去にコロコロ変わっているのです。
測量するたびに変わるエベレストの標高
世界で一番高い山といえば、いわずと知れたエベレスト。
ネパールと中国にまたがる、チベットではチョモランマと呼ばれる、世界最高峰の山です。
このエベレストですが、百科事典などを見ると、多くはその標高を8848メートルとしています。
これは、1954年に、インド測量局(Survey of India)が経緯儀(けいいぎ)を使った三角測量で出した数値です。
そして、これが公式標高として定着しています。
しかしながら、1999年に全米地理学協会がGPSで測定したところ、実は8850メートルだということが判明。
さらに、2005年には、30年前に8848メートルと測定した中国が、山頂にある雪氷の厚さを差し引いた8844メートルだと発表しました。
このように、エベレストの標高は、測量のたびにコロコロ変わっているのです。
「エベレスト」の由来は?
ちなみに、この山の「エベレスト」という名前は、一体どこから来ているのでしょうか?
この山の名前は、前述のインド測量局で長官を務めたジョージ・エベレスト(Sir George Everest、1790年 – 1866年)にちなんで命名されました。
ジョージ・エベレスト

写真はこちらからお借りしました。
