2015年05月一覧

「丁寧」は、中国の軍で使われた楽器の名前だった?

「丁寧にあつかう」「丁寧な対応」のように、「注意深いこと」や「礼儀正しいこと」をいう「丁寧(ていねい)」という言葉がありますが、この語源は、意外なことに楽器の名前でした。古く、中国の軍で使われた「丁寧」と呼ばれる楽器がありました。この楽器は、「鉦(しょう)」とも呼ばれ、警戒の知らせや注意を促(うなが)すために用いられました。そこから、ものに対しても「”注意深く”あつかうこと」をいうようになり、人に対しても「細かく注意を行き届けること」、すなわち「礼儀正しいこと」をいうようにもなりました。

「関東地方」と「首都圏」では、「首都圏」のほうが広い?

関東地方は、東京に、その周辺の埼玉、千葉、神奈川、茨城、栃木、群馬の一都六県を加えたものを指します。一方、「首都圏」はこれに山梨を加えた一都七県です。つまり、関東地方と首都圏とでは、「首都圏」の方が広いのです。この「首都圏」ですが、日本以外では以下のようなものがあります。・ワシントンD.C.首都圏(アメリカ合衆国) - ワシントンD.C.のほか、バージニア州北部、メリーランド州中部、ウェストバージニア州極東部が含まれる。・パリ首都圏(フランス) - イル=ド=フランス地域圏。

世界地図を色分けするには4色あれば十分? – 世界中の学者を悩ませた「4色問題」

世界地図を色鉛筆できれいに色分けしてやるとしたら、最低何色必要でしょうか?実はこの問題、数学の難問と言われた「4色問題(4色定理)」というものなのです。どんなに複雑な地図でも、4色あれば塗り分けられるということを1880年に証明してみせたのが、イギリスのケンペ(Kempe, Alfred Bray, 1849 - 1922)でした。が、その10年後、その証明は間違っていると指摘され、それから実に長い間、多くの数学者がこの問題に取り組むこととなりました。

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