「魔女っ子メグちゃん」の最終回はどうなる? – 感動のラストシーン完全解説 | 魔界と人間界の別れと再会の物語

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ひろみプロ、成田マキホ原作のテレビアニメ・「魔女っ子メグちゃん」で、最終回はどうなるのでしょうか?
この記事では、「魔女っ子メグちゃん」の最終回をネタバレ完全解説!メグが魔界へ帰る決断、家族の記憶が消される衝撃の展開、アポを救うための帰還まで、感動のラストシーンを詳しく解説します。


写真は、こちらからお借りしました。

運命の日が訪れる-メグに突きつけられた魔界への帰還

魔界の女王になる夢を胸に、人間界での修行(しゅぎょう)を続けてきたメグ。そんな彼女のもとに、ある日一羽のハトが舞い降ります。それは、修行期間の終わりを告げる使者でした。

ついに、魔界の女王がメグとライバルのノン、どちらを後継者(こうけいしゃ)とするのか——その決断の時が迫っていたのです。

魔界に戻るということは、愛する人間界との別れを意味します。神崎家での温かな日々、家族として過ごした大切な時間。その記憶が胸を締めつけるメグは、人間界のママ・マミに「私、魔界には帰らない」と涙ながらに告げます。

娘として迎えたメグを心から愛するマミもまた、彼女との別れなど望んではいませんでした。しかし——。マミは娘の未来を思い、苦渋(くじゅう)の決断を下します。家からメグの痕跡(こんせき)を消し去り、パパ、ラビ、アポの記憶からも、メグの存在そのものを魔法で消してしまったのです。

自分の居場所が消えていく光景を目の当たりにしたメグ。人間界への深い未練(みれん)を胸に秘めながら、彼女は迎えに来た魔界の馬車に静かに乗り込み、去っていきました。

消された記憶が甦る-家族が気づいた「何か」の不在

メグのいない神崎家の食卓に、奇妙な違和感(いわかん)が漂っていました。

ママ以外の家族全員が、言葉にできない”何か”を感じ取っていたのです。「どうも、誰か足りない気がする…そうだ、メグだ!メグがいない!」——ようやく思い出した家族たち。しかしその瞬間、マミは再び魔法を使い、皆の記憶からメグを消し去ります。

けれども、その夜。ラビとアポの夢の中に、メグが現れました。

目覚めた2人は、再びメグの存在を思い出します。特に幼いアポは、姉のように慕(した)っていたメグが家にいないことに耐えられず、激しい雨の中、たった一人で家を飛び出してしまいます。

アポの不在に気づいたパパとママが慌てて探しに出たとき、彼らが見つけたのは——雨に打たれ、高熱を出して倒れているアポの小さな姿でした。

決闘の果てに-メグ、再び人間界へ!

一方、魔界ではメグとノンが女王の御前(ごぜん)に呼ばれ、後継者決定(こうけいしゃけってい)の瞬間まで待機(たいき)するよう命じられていました。

そこでメグの耳に飛び込んできたのは、高熱にうなされながら自分の名前を呼び続けるアポの声。その瞬間、メグの心は決まりました。「私、人間界に戻る!」

しかし、立ちはだかったのはライバルのノン。女王の座を確実なものにするため、ここでメグを倒しておきたい—そんな野心から、ノンは待機命令(たいきめいれい)を無視してメグに決闘(けっとう)を挑みます。

魔法対決ではノンが圧倒的優勢。けれど、一刻も早くアポのもとへ駆けつけたいメグは、魔法を捨て、素手での取っ組み合いに持ち込みました。

ボロボロになりながらも戦い続ける2人の姿を見た女王は、厳(おごそ)かに判決を下します。メグには「人間に心を寄せすぎている」、ノンには「人間を知らなさすぎる」——その理由で、2人とも再び人間界での修行を命じられたのです。

こうして、メグは何事もなかったかのように、再び愛する神崎家へと戻ることができました。

そして最終回のラストシーン。メグはテレビの前の視聴者(しちょうしゃ)に向かって、こう語りかけます——

「みんな、メグのこと忘れないでね」

視聴者(しちょうしゃ)にまで魔法をかける、思わずドキッとさせられる粋(いき)な演出。この一言で、メグは永遠に私たちの心の中に生き続けることになったのです。

「魔女っ子メグちゃん」のテレビ放送。
1974年4月1日- 1975年9月29日(全72回)

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