プロパンガスはなぜ高い?都市ガスより料金が高額になる4つの理由を解説

この記事は約 3 分で読めます

プロパンガスはなぜ高い?

毎月のガス代を見て、「プロパンガスって高すぎない?」と感じたことはありませんか?
同じように料理やお風呂で使っているだけなのに、都市ガスと比べると料金がかなり高いケースがあります。実はこれには、単なる“ガス代”では片付けられない構造的な理由があります。この記事では、プロパンガスが都市ガスより高くなりやすい理由を、料金制度や配送コスト、設備費などの視点からわかりやすく解説します。

プロパンガスが高い主な4つの理由

1. 「自由料金制」で価格を自由に決められる

プロパンガス最大の特徴は、「自由料金制」であることです。
都市ガスは長い間、国の認可を受ける規制料金制度のもとで運営されていました。そのため、急激な値上げは起きにくく、地域ごとの差も比較的小さい傾向にありました。

しかし、プロパンガスは事業者ごとに料金を自由に設定できます。
つまり、

  • 同じ地域でも価格差が大きい
  • 理由がわかりにくい値上げが起きる
  • 会社によって料金体系がバラバラ

という状況になりやすいのです。
実際、「隣の家より毎月数千円高かった」というケースも珍しくありません。

2. ボンベ配送のため、配送コストが高い

都市ガスは地下のガス管を通じて供給されます。
一方、プロパンガスは各家庭にボンベを運ばなければなりません。
つまり、

  • トラック配送
  • ボンベ交換
  • 点検作業
  • 人件費
  • ガソリン代

など、多くのコストが発生します。

特に近年は燃料費の上昇もあり、この配送コストが料金に大きく影響しています。

実際には、プロパンガス料金のかなりの割合が「ガスそのもの」ではなく、配送や維持管理の費用とも言われています。

3. 設備費が“こっそり”上乗せされていることがある

料金 上乗せ

賃貸住宅では、少し特殊な仕組みが存在します。
ガス会社が、

  • 給湯器
  • ガス配管
  • ガスメーター

などを「無料設置」する代わりに、その費用を毎月のガス料金に上乗せして回収するケースがあるのです。
入居者に詳しく説明されないこともあり、
「なぜこんなに高いの?」
と驚く原因の一つになっています。
つまり、毎月払っているガス代の中には、“設備のローン代”のようなものが含まれている場合があるのです。

4. 地域によっては競争が起きにくい

プロパンガス業界は、地域ごとに特定の業者が強い影響力を持っていることがあります。
特に地方では、

  • 他社へ変更しづらい
  • 選択肢が少ない
  • 大家や管理会社が契約している

などの理由から、価格競争が起きにくい傾向があります。
競争が少ない市場では、どうしても料金は下がりにくくなります。

都市ガスとどれくらい差があるのか?

実際に、プロパンガスと都市ガスにはかなりの料金差があります。
例として東京都の平均的な料金では、10m³使用時で、

  • プロパンガス:約8,391円
  • 都市ガス:約4,306円

とされており、約2倍近い差になることもあります。
毎月数千円の差でも、年間では大きな負担になります。

それでもプロパンガスにはメリットもある

ここまで読むと、プロパンガスは“悪者”のように感じるかもしれません。
しかし、メリットもあります。

 災害時に復旧が早い

都市ガスは大規模な配管網を使っているため、災害時には復旧に時間がかかることがあります。
一方、プロパンガスは個別供給なので、比較的早く復旧しやすいと言われています。

地方でも使いやすい

都市ガスはガス管が通っていない地域では利用できません。
そのため、地方ではプロパンガスが重要なインフラになっています。

まとめ

まとめうさぎ

プロパンガスが高い理由は、単純に「ガスそのものが高い」わけではありません。
その背景には、

  • 自由料金制
  • ボンベ配送による高コスト
  • 設備費の上乗せ
  • 競争不足

といった、複数の構造的な問題があります。

一方で、災害時の強さや地方での利便性など、プロパンガスならではのメリットもあります。

毎月の料金が気になる場合は、

  • 複数社の比較
  • 料金プラン確認
  • ガス会社変更の検討

を行なうことで、負担が軽くなる可能性があります。

レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

フォローする

レクタングル(大)広告