選挙で選ばれた人は本当に”私たちの代表”?-選挙制度の落とし穴を探る

民主主義の根幹をなす制度といえば、選挙です。

国会議員から小学校のクラス委員まで、選挙で選ばれた人は、「彼らこそ代表」ということになるはずです。
が、現実は…。

選挙

立候補した人が全部で7人いたとして、その意見を仮に数値で表わすと、

3、4、5、6、7、8、9

となるとします(3と9が両極端の意見で、6がその中間)。

一方、投票する人々は全部で13人とし、それぞれ、

3、3、4、5、6、6、6、7、8、9、9、9、9

という意見をもっているとします。

さてこの場合、選挙が始まると、当然3の意見をもっている投票者は3の候補に投票するので、得票数は2票。
6の意見をもっている投票者は、6の候補に投票するので、得票数は3票。
結局、当選するのは、4人の賛同者がいる9の候補者ということになります。

がしかし、これは民意を反映しているのでしょうか?

もちろん、3と9のあいだをとって、6の意見をもった人が当選すれば良いというわけではないのですが、少数(13人中4人)の極端な意見でも、それがあたかも”全員の意見”のようにみえてしまうという「落とし穴」が、選挙にはあるということを忘れてはいけません。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

コメント

  1. 五平太 より:

    Super源さん

    こんばんは。
    五平太です。

    ブログへお越しいただき
    ありがとうございます。
    ご指摘、ありがとうございます。

    さて、選挙で選ばれた方が
    民意の代表であると
    なってしっまていますが

    Super源さんの
    おっしゃるように
    完璧にそのようには
    ならないし

    直接民主主義制を
    とっても
    それは、難しいです。

    ただ、私がこの頃
    ニュースを見ていて
    感じるのは

    選挙に投票にもいかないで
    政治に意見するのは
    いかがなものか
    ということです。

    自分で国政、地方政治に参加できる
    権利を放棄しておいて
    文句や意見ばかり
    述べるのは
    私的には納得できません。

    もうひとつだけ

    ニュースで国民の理解を得てない
    とか、国民に説明責任を
    はたしてないとか
    キャスターが述べていますが

    正直、今の日本人は
    権利ばかり主張していて

    本当に日本国のことを
    思い、どういうことを
    やっているんだと
    考えてしまいます。

    別に、右翼でも
    なんでもありませんが

    権利を主張するなら
    義務を果たすべきだし

    もっと、政治に参加
    すべきだと思います。

    ありがとうございます。

  2. Super源さん より:

    五平太さん、こんばんは。( ^-^)/
    また来て下さり、うれしいです。

    そうですね。おしゃる通り、確かに日本は選挙投票率が低いですね。
    データを見ても、年齢が下がるほど、それは顕著です。

    もっと選挙、ひいては政治全般に関心をもち、国民の義務である選挙にも積極的に参加したうえで意見すべき、というのは正論と思います。