ダックスフントはもともとアナグマ用の猟犬だった? – 交雑の歴史も紹介

ダックスフント

ダックスは「アナグマ」、フントは「猟犬」。
つまり、ダックスフントは、「アナグマ用の猟犬」という意味です。

ダックスフントはもともとアナグマ用の猟犬だった

ダックスフンドの手足が短いのは、アナグマの巣に潜(もぐ)り込むためです。

ダックフンドはもともと猟犬で、アナグマやキツネ、ウサギなどを狩っていました。 これらの生き物は、地面の下に巣穴を掘る習性があり、犬に追われると、巣穴に逃げ込みます。 獲物に逃げられないためには、細くて狭い巣穴の中に入り込める体が必要で、短足がたいへん都合が良かったのです。

小型化のために交雑が行なわれてきたダックスフント

現在、ダックスフンドといえば、ミニチュアダックスフンドを意味しますが、これは前述したように、もともとアナグマを獲ることを目的としていたスタンダードサイズのダックスフンドを、より小さいウサギなどの小動物を獲るために、小型化して作られたものです。

このミニチュアダックスフンドをさらに小型にしたものがカニヘンダックスフンドで、“カニヘン”というのは、ドイツ語で“ウサギ“を意味します。

ダックスフンドのミニチュア化に際しては、他の犬種との交雑によって改良されていますが、その犬種も歴史の中で決められていくことになりました。

また、現在ミニチュアダックスフンドといえば、多くはロングコートですが、もともとはスムースコートで、スムースから他の犬種との交雑によって、ロングコート、そしてワイヤードコートのダックスフンドが作られてきたのです。

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