初めて使い捨てカイロを発売したのは、あの有名お菓子メーカーだった?

ホカロン
今では、寒い冬の日などには欠かせない存在となっている使い捨てカイロ。
このカイロは、誰でも知っているあの有名なお菓子メーカーが発売したものでした。

初めて使い捨てカイロを発売したのはロッテだった

使い捨てカイロは、1975年(昭和50年)に、アメリカ陸軍が使用していたフットウォーマーを元に、旭化成工業(現・旭化成)が鍼灸師ルート等を通じて販売した「アッタカサン」を原型として、日本純水素(現・日本パイオニクス)が1978年(昭和53年)に開発し、「ロッテ電子工業(現・ロッテ健康産業)」が「ホカロン」の商品名で発売しました。

ホカロン
ホカロン
写真はこちらからお借りしました。

そうです。使い捨てカイロを初めて発売したのは、いわずと知れた、あの「ロッテ」なのです。

そして、この「ホカロン」はヒット商品となって、その後一般に普及しました。

なお、シール付きの使い捨てカイロ、いわば貼るタイプのカイロが発売されたのは1988年(昭和63年)のことで、こちらは「マイコール」が業界に先駆けて販売し、成功を収めました。

現在では、使い捨てカイロは、ミニサイズ・靴下用・肩用・座布団サイズ等、色々なバリエーションが発売されており、冬の定番商品となっているのは周知の通りです。

使い捨てカイロはどのような仕組みで発熱する?

ちなみに、この使い捨てカイロは、どのような仕組みで発熱するのでしょうか?
一言でいえば、鉄がさびる現象を利用して発熱しています。

詳しくは、以下のページをご参照ください。

使い捨てカイロの中に入っている主な成分は鉄粉で、そこに湿った木粉と塩が入っています。そして、これらが発熱する仕組みは、木が燃えて熱が出るのと同じで、酸化反応による発熱を利用しています。木が燃えるのは、その成分の炭素や水素が空気中の酸素と反応するためで、これを「酸化」といいます。使い捨てカイロの場合は、炭素や水素の代わりに主成分である鉄が酸素と反応し、その過程で発熱するのです。

参考にしたサイト
懐炉 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%87%90%E7%82%89

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