自分自身をくすぐっても、くすぐったくないのは何故?

寝転ぶ 男の子を くすぐる
「こちょこちょ こちょこちょ」「ヒャッハッハッハ!」

脇の下など、他人にくすぐられると思わず笑ってしまう部分を、自分でくすぐっても何も感じません。
これは一体、何故なのでしょうか?

自分自身をくすぐっても、くすぐったくないのは何故?

首筋や脇の下、足の裏などの太い動脈が走る部分には、自律神経が非常に細かく分布しています。
そのため、これらの場所は敏感になっており、くすぐったさを感じやすくなっています。

ところが、他人にくすぐられると思わず笑ってしまうこれらの部分を、自分でくすぐっても何とも感じません。

これは、脳の予測システムが大きく関係しています。
他人にくすぐられるときとは違い、自分で自分をくすぐるときには、くすぐる場所や指の動きが事前に分かります。
脳の予測と実際の結果とが一致すれば、感じられるくすぐったさは小さくなるのです。

一方、他人にくすぐられるときには、その動きが予測できません。
そのくすぐりに大きく反応してしまうのは、他人からの刺激が脅威(きょうい)であり、それに対抗するためだと考えられています。

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