もやもや病とは? – 脳底部に異常血管網がみられる脳血管障害

もやもや病

「もやもや病(もやもやびょう、Moyamoya disease)」は、脳底部に異常血管網がみられる脳血管障害のことです。
脳血管造影の画像において、異常血管網が煙草の煙のように、モヤモヤして見えることからこの病名がついています。

もやもや病は、脳底部に異常血管網がみられる脳血管障害

もやもや病は、かつては「ウィリス動脈輪閉塞症(ウィリスどうみゃくりんへいそくしょう)」が正式な呼称でしたが、2002年度(平成14年度)から、「もやもや病」が正式となっています。

もやもや病は、わが国で最初に発見された疾患で、小児の脳卒中の原因として代表的なものです。

脳の動脈に狭窄(きょうさく)があると、その血管が支配する領域の脳は血液不足に陥(おちい)ります。
すると、その血液不足を補(おぎな)うために、新たな血管(もやもや血管)が構築されます。
が、これらの血管は細く、脳虚血・または脳出血に起因する種々の発作の原因となります。

もやもや病の発生率は、人口10万に対し、1年間0.35~0.5人程度で、男女比は1:1.8で女性に多く、好発年齢(こうはつねんれい)は10歳以下と40歳前後の2峰性のピークを有します。
家族発症は、全体の10%程度にみられ、遺伝的関与が指摘されています。

しかしながら、どの遺伝子が問題なのかはっきりしておらず、また、遺伝の可能性に関しても、どの程度の高さなのか判然としません。

ちなみに、この病気を克服した有名人として、歌手の徳永英明(とくなが ひであき)がいます。
幸いなことに、徳永英明の「もやもや病」の病状は重篤(じゅうとく)なものではなく、現在は歌手業を復帰しています。
が、細い血管を補うための細い血管は、今でも彼の脳内に伸び続けているということです。

参考にしたサイト
もやもや病 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%82%84%E3%82%82%E3%82%84%E7%97%85
『再起不可能といわれた「もやもや病」、見事復帰「徳永英明」歌手』 | テトスの日記
http://ameblo.jp/jesusloveme/entry-10123371473.html

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