赤を赤と感じなくなるミステリー?-脳の色彩認識の不思議

背景-赤

以前、こんな実験が行なわれたことがあります。
鉄の球の中を完全にくり抜いて、内側を真っ赤に塗ります。
そして、そこを赤い光で照らし、中を覗(のぞ)きます。

まさに、赤一色の世界ですが、この中を1時間も見ているとどうなるか、というのがその実験です。

その結果は、赤みを感じられなくなり、ただぼんやりとした明るさしか感じなくなります。

これは非常に不思議です。
赤一色の世界を見ているのに、赤みを感じなくなってしまうのは何故なのでしょうか?

これは、人間が色を感じるのためには、視野(しや)の中に複数の色が同時に存在していることが条件になっているからです。
つまり、私たちはほかの色と”比較”することによって、その色を認識しているというわけなのです。

雪が降り積もっている風景を、よく「一面の銀世界」などということがあります。
これも、その風景の中には家があったり、木があったりして、白(銀)以外の色がわずかでもあるために”銀世界”と認識できるのです。

太陽も照らさず、影もない雪景色なら(厳密には、このような風景はありえないはずですが)、私たちは、ただ明るいとしか感じなくなるのです。

 

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