一流のスポーツ選手ほど免疫力が低い?

運動は、健康の維持に欠かせないものです。
が、度が過ぎると、かえって逆効果になることがあります。

スポーツ

人間の体は、上皮(じょうひ)組織、結合支持組織、神経組織、筋肉組織によってできています。
スポーツ選手でない一般の人の場合、この4つが1:4:4:1の割合で構成されていますが、運動をすると、このうちの筋肉組織の割合が増えます。
そして、その増えた分だけ、結合支持組織が減っていきます。

結合支持組織とは、脂肪、筋膜(きんまく)や健膜(けんまく)の結合組織、骨の支持組織などのことで、普通の運動であれば、このうちの脂肪組織が減るだけですみます。
しかしながら、運動が激しすぎると、脂肪組織だけでなく、免疫機能を担(にな)うリンパ球までもが減少してしまいます。

その結果、病気に対する抵抗力が弱まってしまうのです。
中でも、過度な運動は、ウイルスに対する免疫力を低下させてしまいます。

たとえば、鉄人レースともいわれるトライアスロンの選手のリンパ球の数を競技後に調べたところ、大半の選手が、平常時の約80%に減少していたという結果が出ています。
それも、特にウイルスを攻撃する役割のあるNK(ナチュラルキラー)細胞と呼ばれるリンパ球が、半分近くにまで減っていたというのです。

また、別の統計では、一流の選手ほど伝染病にかかった場合の死亡率が高い、というデータもあります。

健康維持に役立つ運動も、度を越すと逆に病気にかかりやすい体になってしまうとは、まさに、「過ぎたるは及ばざるが如(ごと)し」です。

 

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