ナマケモノは、本当に「怠け者」なのか?

ナマケモノ

そのゆっくりした動作や、木にぶら下がったままほとんど動かない様子から名づけられた「ナマケモノ」。
このナマケモノは、本当に「怠け者」なのでしょうか?

ナマケモノも、他の生物同様、環境(かんきょう)に適応するために進化してきました。
その結果が、私たちの目には、怠け者に映(うつ)ってしまうのです。

ナマケモノは、南アメリカや中央アメリカの熱帯雨林(ねったいうりん)に棲息(せいそく)し、その一生のほとんどを木にぶら下がって過ごします。

そんなナマケモノには、他の動物とはちょっと違った点があります。
それは、彼らが、哺乳類(ほにゅうるい)としては珍しく、外気に合わせて体温を変えることができる「変温動物(へんおんどうぶつ)」だということです。

変温動物というのは、体温を一定に保つためのエネルギーを摂取(せっしゅ)する必要がありません。
これは、たくさん食べる必要がないことを意味します。
ナマケモノが食べるのは、1日にわずか8グラム程度の植物です。

そして、ナマケモノの筋肉量は、体重全体の約25%。
通常の動物の半分ほどしかありません。
そして、ムダなエネルギーを使わないために、1日中ほとんど動きません。

ナマケモノ_02

それにしても、彼らの体の大きさを考えたら、1日にわずか8グラムの植物で生存できるというのは驚異的(きょういてき)です。
超小食といっても良いでしょう。

ナマケモノは、あまりにも食べる量が少ないので、ヨーロッパで初めてその存在が知られた当初は、風から栄養をとると考えられていたほどです。

ナマケモノは、体が省エネにできている、いわば「エコ」な動物なのです。

 

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