ガウディの教会建設の情熱は、女性恐怖症からだった?

アントニオ・ガウディ
写真は、こちらからお借りしました。

20世紀が生んだ建築家の巨匠、アントニオ・ガウディ(1852年 – 1926年)。
スペイン、カタルーニャ出身のこの建築家の作った、バルセロナの街に残る奇抜な建造物は、近年ますます世界の注目を集めています。

中でも、常識を超えたスケールで見る者を圧倒するのが、完成するまであと100年とも200年ともいわれる「サグラダ・ファミリア(聖家族教会)」です。

サグラダ・ファミリアは、熱心なキリスト教信者であるガウディの、まさにライフワークとなった作品です。
が、彼はもともと、それほど熱心なクリスチャンではなく、どちらかといえば無神論者(むしんろんしゃ)に近いほうでした。
その彼が、何故教会の建設に生涯を捧(ささ)げるようになったのか、その理由には彼の女性恐怖症が深くかかわっています。

ガウディは、若くしてその才能を期待されていましたが、容姿端麗(ようしたんれい)とはいいがたく、そのうえ女性の前ではあがり症、口下手で、建築以外の話題はもちあわせていない堅物(かたぶつ)でした。
そのため、女性の心をつかむことが非常に困難で、彼は続けざまに失恋し、最後には絶望の淵(ふち)に沈みました。

しかし、彼にも救いはやってきます。
この時期、ガウディは既に聖家族教会の建築家に就任(しゅうにん)しており、神父から説教を聞かされることが多くなっていました。
そしてある日、彼は神父から、

「人は独身でいることができるなら、それに越したことはない」

と教えを受けます。
この言葉は、ガウディにはまさに天啓(てんけい)でした。

女性のことで、いつまでもウジウジしているくらいなら、思いを断って教会の建築に全力を尽くすべきだ。そしてそれが、神の意志なのだ。
このように悟(さと)ったガウディは、その後教会建設のためだけに生き、74年の生涯を独身で通したのでした。

 

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