昆虫一覧

快適なショッピングセンターは、シロアリ塚をまねていた?

シロアリが生息する地帯は、昼間は50℃、夜は0℃にもなる過酷な環境ですが、不思議なことに、巣の中は常に約30℃の気温に保たれています。シロアリ塚を良く見ると、無数の穴が空いていることが分かります。これらの穴が、自動的に湿度を調整し、温められた空気が上方に向かう性質を巧みに利用して、余分な熱や汚れた空気を外に排出する仕組みになっているのです。このシロアリ塚をまねて作られたのが、アフリカ・ジンバブエの首都ハラレにあるショッピング・センターです。

ええっ? 頭をいくつもくっつけた奇妙な虫がいる?

この世の中には、説明できない不思議なことが数多くあります。昆虫の世界でもそれは同様で、頭をいくつもくっつけた奇妙な虫が存在します。今日は、常識では考えられないそんな虫をご紹介します。冒頭の写真は、カメノコハムシの一種(甲虫目:ハムシ科:ドゲハムシ亜科:カメノコハムシ族)の幼虫を横から見たところです。葉っぱにくっついている部分がこの虫の本体で、そこから長い尾のようなものが、エビ反り状態に伸びています。

働きアリは意外と怠け者だった? – 「働きアリ」の中に一定数存在する「働かないアリ」

「働きアリ」と聞くと、その名前から、いかにも1日中休まず働く、”働き者”のアリをイメージします。イソップの寓話(ぐうわ)・「アリとキリギリス」の中でも、働きアリは怠け者のキリギリスを横目に、せっせと働きます。しかしながら、この働きアリは、どうも全員がまじめに働いているとは限らないようです。

ハエにとって、ニンゲンの世界は居心地抜群の理想郷だった?

ハエにとって、ニンゲンの世界はどれだけ快適なのでしょうか? 実は、ハエにとって、ニンゲンの世界は居心地抜群の理想郷でした。3億年以上の歴史をもつゴキブリと異なり、ハエの方は新参者。そのため、ハエが地球上で生活しようとしたときには、既にどこも別の昆虫でいっぱいでした。その中に割り込んでいくためには、他の昆虫がやっていないことをやるしかありません。そのひとつが、幼虫の「どこにでも潜(もぐ)り込んで行く」という性質です。

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