手足口病とは?-夏季を中心に流行し、乳児や幼児によく見られる疾患

手足口病(てあしくちびょう, Hand, foot and mouth disease; HFMD)は、コクサッキーウイルスの一種が原因となって起こるウイルス性疾患で、この病名は、手の平、足の裏、口の中に水疱(すいほう)が発生することに由来しています。

夏季を中心に流行し、乳児や幼児によく見られる疾患ですが、成人にも見られることがあります。

手足口病の感染経路は、感染者の鼻や咽頭(いんとう)からの分泌物、また便などによる接触感染で、飛沫感染も起こります。

手足口病の初期症状としては、発熱とのどの痛みで、1~2日後には手の平や足の裏、膝(ひざ)の裏、足のつけ根などに痛みをともなう水疱性丘疹(すいほうせいきゅうしん)が生じ、口の中にも水疱が出現します。
これらすべて、あるいは一部の症状が7 – 10日間続きます。

手に発生した発疹

手足口病には特別な治療法はなく、ただれた部位の熱や痛みといった個々の症状は対症療法によって緩和します。
しかしながら、中枢神経症状(ちゅうすうしんけいしょうじょう)が発生した場合には、入院して治療することが必要です。

参考にしたサイト
手足口病 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/手足口病

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