髪を押さえるように留める、アーチ形の髪飾りを「カチューシャ」と呼びますが、この言葉は一体どこから来ているのでしょうか?
「カチューシャの由来は、トルストイの作品中の登場人物から
カチューシャというのは、ロシアに多い女性の名前・エカテリーナの愛称です。
この名前の由来となったのは、ロシアの文豪トルストイの作品「復活」に登場する、主人公カチューシャという人物だといいます。
が、実は、髪飾りをカチューシャと呼んでいるのは、日本だけです。
話は、大正時代に遡(さかのぼ)ります。
1914年(大正3年)に、当時の人気女優・松井須磨子(まつい すまこ)が、「復活」の舞台公演において主人公カチューシャを演じました。
その際、彼女はこの髪飾りを頭につけていました。
そして、その姿から「カチューシャ」という呼び名が定着していったといわれています。
ちなみに、これは何でしょうか?
はい、そうです。
「お注射」、ですね。【><】