「ブレザー」の語源は?

ブレザー スーツ

ジャケットを指す「ブレザー」という言葉は、一体どこから来ているのでしょうか?

「ブレザー」の語源には諸説あり

フォーマルな印象でありながら、なおかつ軽快な雰囲気をもあわせ持つジャケット「ブレザー」。
この語源には、諸説あります。

ボート競技に由来するという説

最も知られているのは、ボート競技で生まれたという説です。
イギリスのケンブリッジ大学のボートチームは、ライバルであるオックスフォード大学との対抗試合の際、真紅(しんく)のジャケットを着用して臨(のぞ)みました。
そして、その色鮮やかないで立ちに、観客が、

「オー、ブレザー!(なんと燃えるようだ!)」

と叫んだのがそのルーツだといいます。

軍艦「ブレイザー号」に由来するという説

また、イギリスの軍艦(ぐんかん)「ブレイザー号」に女王陛下が乗船するということがありました。
その際、乗務員が敬意を表するために、メタルボタンの紺色(こんいろ)のジャケットを着用したのがルーツだという説もあります。

おわりに

今日は、ブラザーの語源を2つご紹介しました。
どちらが本当のルーツなのかは定かではありませんが、少なくとも、イギリスに起源をもつ制服のようなものから生まれたことは確かなようです。

ちなみに、日本では、1960年代に「アイビールック」が大流行し、ブレザー姿の若者たちが街にあふれました。
そして今では、ブレザーは、年齢や性別を問わずに広く愛用されています。

そうそう。ブレザーといえば、「ズボン」という言葉は一体どこから来ているのでしょうか?
これに関しては、「ずぼん!」と足が入るから「ズボン」になったという説があります。
詳しくは、以下の記事をお読みください。

最近の若者は、「パンツ」と呼びますが、中年以上の方には「ズボン」の方がしっくり来るのではないでしょうか?この「ズボン」ですが、「ずぼん!」と足が入るからこの名前になったという説があります。明治時代の歌人(かじん)で、国文学者でもある落合直文(おちあいなおふみ)が、ズボンの語源について、幕末(ばくまつ)の頃に幕臣(ばくしん)の大久保誠知(おおくぼまさとも)という人物が「ずぼん!」と足が入ることから「ズボン」と命名されたという説を紹介しています。
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